ども、
稀見です!
実は
ダイエットしてるんです。6月頃から3ヶ月で8Kgも痩せたんですが、コミケではその事に誰もつっこんでくれませんでした(^_^; 着やせするタイプなんですかね? あまり変化がわからない? 悔しいので、秋までにさらに痩せてやる!!ヽ(*°ω°)ノ
今日は、今回の夏コミで素晴らしい同人誌に出会ってしまったので、これは宣伝しなくてはと思い、一筆書かせていただきました!
題して「
エロ写植」の世界です!!(;゚∀゚)=3
■「エロ写植」とは?
夏コミの開場前、いつもお世話になっているワニの編集さんが、わざわざうちのブースまで来ていただいて、ある人を紹介して下さったんです。その方は、元ワニのデザイナーさんで、今は独立されているんですが、その方の作った同人誌を是非見てもらいたいと!
その同人誌を見て
驚愕しました!! 「す、すばらしすぎる!!」ヽ(*°ω°)ノ
これが何であるかを一言で説明するのは難しいのですが、あえて簡単に言うと「エロマンガの写植で使うであろうと思われる、写植のバックアップスクラップ」の保存的同人誌である。
とりあえず、内容を見てみましょう!
すいません、インパクトはありますが、結局何であるかさっぱりわかりませんね(^_^;
う〜ん、これは編集の経験がない人だと理解しにくいとは思いますが、も少し説明すると…
セリフなどの写植は、指定して基本外注するんですが、不測の事態(誤植、発注漏れ、差し替え)などが発生し再発注する時間がないときなど、このスクラップから必要な写植を切り出し、修正などを行うための、緊急措置用写植スクラップとでもいう代物なのです。
他のページも…
さらに疑問が? じゃ、なんでそんな大切なものを同人誌に?
いや、大事だけど、この写植切り貼りという技術は、今の編集の世界では既にレガシー技術なのです。今はデジタル写植が主流なので、このスクラップ自体の役目はもう既に終わっているわけです。
でも、でもですよあなた!!ヽ(*°ω°)ノ
これは今や既に、編集やエロ文化の貴重な資料なのです! エロマンガがどのように製作されてきたかという、
生きた貴重な資料なのです!! ただ、ワニマガジン社の資料室で廃棄を待っていただけのこのスクラップ集を、同人誌という形で見事復活させてくれたわけです。
この同人誌「エロ写植」のページがありますので、経緯、詳細はそちらでも読む事ができます。
(参照)
arcobooks
セリフだけではなく、こんなページも…
RaTe先生や、OKAMA先生の写植も… そして「快楽天」の写植まで(^_^;
そうです。このスクラップが活躍した時代は主に、1997年〜あたりのワニマガジンの雑誌「
快楽天」「
ヤングHip」「
激漫」あたりですね。
写植をのセリフを読むだけで、当時の雑誌や、作品が思い出されます!(;>_<;)
■この同人が欲しい!!!
この素晴らしい同人誌を是非手に入れたいと思いませんか?(^_^;
はい、もちろん現在なら通販も可能です!
虎の穴やCOMIC ZINでも手に入れることが出来ない、貴重な同人誌で、価格も2,500円と少し高いですが、それだけの価値のある立派な本です。在庫も少ないので、是非後悔しないうちに手に入れましょう( ´ ▽ ` )ノ
通販はこちらから!!
「エロ写植」通販ページ
●エロ写植
価格 :2,500円
サイズ:A4判
本文 :96ページフルカラー
帯 :西安先生の推薦帯付き!
■ヘンシュウノゲンバはまだ必要?
マンガファンの方でも、編集者が行う実作業を正確に把握している人は少ないんじゃないでしょうか? 昔のイメージだと、原稿の打ち合わせ、そして何より原稿を取りに行く!というのがメインの仕事だと思っている人も多いのでは?
デジタル入稿の時代、さすがに家まで原稿を取りに行くことは少なくなりましたが、編集者の仕事で一番編集者の感性が出る部分が「写植」の指定の部分だったりもします。こういう地味ではありますが、重要な仕事は「バクマン」でもあまり描かれていません。
今回紹介した「エロ写植」も、ある意味
編集部が培ってきたノウハウの蓄積でもあるんです。どういう文字が必要で、どういうときに対処できるようと、経験が作らせたんです。
マンガ制作も日々進化します。でも、こういう地味で目立たない技術は、その存在を知られないまま消え去ってしまうことになりかねません。そんな技術だからこそ、しっかり残していき、後生に別の意味として役立てて行ければと思います。
いや〜〜「エロ写植の現場」是非。もっと取材したいな〜(^_^;