ども、稀見です。

お待たせしました、ようやく「エロマンガノゲンバ 休刊号」校了いたしました！
( ´ ▽ ` )ﾉ

いや〜1年かけて25名もの豪華な作家さん（うち1人一般人）にインタビューを行ってきて、1年もあれば余裕で締め切りなんて余裕余裕と作っていましたが、いやこれがどうして、もういつも通りの超ギリギリ入稿ですよ（笑）

しかも、いつもよりページ数が多いし、文字数も30万字近い大ボリューム。もう、11月は籠もって来る日も来る日も編集作業でした。いや〜こんなに辛かったのは今までで一番かも。



さて、今回の休刊号ですが、最後と言うこともありいつもとは構成がかなり変わりました。その辺りを説明しつつ、内容を紹介していきますね！


今回の大休刊号。まず、今までの左綴じではなく右綴じに変わりました。

25名もの作家さんのインタビューを載せるためには、いつもの横書き1段組だと、どうしてもスペースをとってしまうので、ページ数を詰めるためにも、縦書き3段組のフォーマットを採用いたしました。それでも、文字のポイント数には変更は無いんですが、見た目にもかなり詰まっているようには見えるかも…(^_^;

あと、いつもだと３、４名のロングインタビューと、企画ページという構成ですが、今回は最初から最後まで、インタビューだけです。しかも25名もいるので、全てロングにするとページ数が天文的数字になってしまうので、６〜１０ページのショート（それでもかなり長いとは思いますが）インタビューになっています。



そして、巻頭インタビューはエロ漫画界の神「森山塔」先生です。
森山塔＝山本直樹先生でですが、今回はあえて「森山塔」名義でのインタビューになります。先生がいなかったら今の美少女コミック界の繁栄は無かったと思うほど80年代中期に大爆発した先生エロマンガ！　しかし、森山塔としての活動期間は実は２年ほどしかありません。その２年にいったい何があったのか？　何が起こって、あそこまでの大ブレイクになったのか、先生の自己分析も含め、多角的にお伺いいたしました。




あと、今回は25名もの多くの先生にインタビューするということで、皆さんにほぼ同じ質問を３つさせていただいています。

どのような質問かというと…

１）デビューのきっかけ、経緯。

２）先生がデビューされた頃と、今でエロマンガ界で変わった事、もしくは変わっていない事。（技術的なことから、内容、規制、業界内部など）

３）先生が考える、マンガ家としての進退。そして、これから（未来）について。

先生がどういうきっかけでエロマンガ業界に入ってきたのか？という部分は、もちろん今とはかなり違う部分もありますが、共通する面白い部分などいろいろ見えてきて凄く面白いです。

次に、先生方が感じる今のエロマンガ業界とデビュー当時との比較です。どのようなところが変わっているかと感じ、逆に変わっていない点など、多くの人の個々の意見をいろいろまとめることによって、俯瞰的に大きな変化などが分かってくる部分でもあります。

最後に、先生が長いキャリアから感じた、自分の進退、そして自分のこれからについてです。キャリアが長いといろいろな経験をしていると思われますが、どのような経験が次のステップにどのように活かされたのか、もしくは反省点になったのか？　経験から語られるべきいろいろな情報を、こういう形で共有でき残していくことができればと思い、この質問を設定させていただきました。

そして、20年以上のキャリアがあってこそ「未来」について語っていただいています。今回の同人誌は「未来のためのインタビュー集」を当初から意識して制作してきました。そういう意味では、エロマンガのオールドファンの方にはもちろん、若いクリエイターの方にも是非読んでいただきたい内容になっています。



あと、オプションの質問として、91年あたりの「エロマンガ規制」の頃にどのような規制があったのか、自分はどのようなトラブルに見舞われたのか？　あと、そのあとの「エロマンガバブル」の恩恵はあったのか？などの質問もさせていただきました。これだけ多くの当事者の方の意見を集められたことは、資料的にも非常に価値があるものではないかと？　研究関係の方にもお勧めですよ（笑）

というわけで、初売りはコミケ3日目（30日東Ｓ37b フラクタル次元）になります。今回は量的にもあまり持ち込めないので（本が厚すぎるため）、いつもより販売数は少ないと思いますのでお気を付け下さい(=ﾟωﾟ)ﾉ
（今回は再版も無いよ〜）



もちろん、委託もあります。とらの穴、メロンブックスさん、COMIC ZINさんにて委託販売を行いますので、コミケに来られない方は是非こちらで( ´ ▽ ` )ﾉ


そして、巻末に重大発表が…（あるのかな？）