ども、
稀見理都です。
報告が遅れてすいません、昨日は
1日爆睡していました(^_^;
21日に行われたトークイベントの「ゴージャス師走ナイト」ですが、もう満員御礼、時間オーバーの盛り上がりで、大成功でした!!
イベント会場となった新宿2丁目のイベントバーの「道楽亭」。天下の「辰巳出版」から1分ぐらいの所にあります(笑)
ま〜店員が35名というキャパが小さい会場ではありましたが、立ち見が出るほどの満員盛況! ここで行われたマンガイベントでは一番の盛り上がりに!!
簡単ではありますが、当日の様子をちょっと報告!
■最初から盛り上がりMAX!
一応今回の企画は「永山薫のマンガ千本ノック」という、マンガ評論家の
永山薫先生が、マンガ家をゲストにトークを行うというイベントとして行われ、今回のゲストが「ゴージャス宝田」先生「師走の翁」先生という事でした。
(私も一応ゲスト扱い? と聞いたら、やはり雑用スタッフとのこと(^_^;)
ゲストの「ゴージャス宝田」先生「師走の翁」先生もこの手のイベントはもちろん初めて、という事だったので
多少緊張気味ではありましたが、イベントが始まってしまえば、もう進行がいらないほどの巧みな段取りで、トークも盛り上がり、会場が
爆笑の渦に(笑)
左から、私「
稀見理都」「ゴージャス先生」「師走の翁先生」という並びで、先生の作品を振り返って、当時のお話や、作品の話、裏話などお聞きしたり、「エロマンガノゲンバ」でのインタビューのオフレコ話、秘蔵の写真などを公開して、もうみんなで突っ込みっぱなし。そして大爆笑!!
今回のイベントで何が新鮮だったかというと、今までこのようなトークイベントには参加した経験がない若い「エロマンガファン」の方が非常に多く参加してくれたこと。また、
男性だけでなく女性の参加者の方が非常に多かった事。ちょっとアングラな雰囲気が漂い、
一見さんには敷居のちょっと高い「ロフト系」のイベントとは違った客層が非常に新鮮だった(^_^;
■まじめな話だってするぜ!
終始笑いの絶えない楽しいイベントではあったが、まじめな話もちゃんと出て、非常に参考になるトークなども結構あった。
実はゲストの先生以外にも、結構な人数の
マンガ家さん達が、あくまで一般のお客として参加されてて(4分の1ぐらい?)、エロマンガを描く上での心構え、テクニック以外での方法論などの話題も多く出て、若い作家さんにとっては非常に刺激的な内容になったのではないかと…
私が共感した「ゴージャス宝田先生」の話は、「僕らの時代は、絵がうまいとと言うレベルを『教室で1番』『学年で1番』『地域で1番』という段階的に感じることができ、かつそういう段階の中で、自分よりうまい人の存在に「小さな挫折」を感じつつ、成長していったけど、今はインターネットのせいで、
いきなりTOPレベルのうまい絵を見せつけられる環境になっている。この歴然とした「差」に怖じ気づいてしまう」という、クリエイトする環境におけるネットの功罪のような話が出て、全くその通りだと感じた。
(ゴージャス先生ネットやってないのに(笑))
これは、クリエイトだけの問題ではなく、ネットを通して、昔に比べていろんな人と簡単に繋がりを持てるという部分はあるけど、逆にこれだけの人がいるのに、自分は
誰とも接点がない!という「全世界的な孤独感」も一部の人には与えてしまっている。あらゆる部分において、レンジの幅が広がったというのは、確かにネットの功罪かも知れない。
■宴(ENN)は明け方まで続く!
さて、イベントは盛り上がりすぎて、終了時間をあっという間にオーバーし、予定時間を30分も押して惜しまれつつようやく終了。本当に楽しい、そして進行の身としては
とても楽なイベントでもありました(^_^;
ただ、あくまでイベントとしての時間はここまで。そこからは、単に先生達を囲んでの飲み会がスタートです。
普段のイベントでは、この辺で帰る方が多いんですが、今回は皆さん若いせいか(笑)ほとんどの方が帰らず、しかも終了してからアフターで参加されたマンガ家さんも加わっての、完全居酒屋忘年会状態(師走ナイトだけに)!
写真はそれでも、終電のため人数が減ったあとの会場の状態。
気づけば、マンガ家とファンの割合が1:1ぐらいの、もの凄い比率の飲み会に(笑)
でも、私自身はよくSF大会などに参加する人間なので、ファンと作家が
こういう割合で一緒に楽しむイベントにはなれているせいか、非常に落ち着くというか、この距離間が逆に合っている気がしたけど、実際エロマンガ家とファンの方がこの距離で、こういう飲み会をすることは希なんじゃないかと…
もちろん、コミケなどでファンと作家がお話をするという事はある話ではあるけど、同人誌を介さない、こういう生の話し合いができる「場」って実はあまりなかったので、非常に貴重な話などが来てたよかったな〜と。
って、自分はマンガ家じゃないけど、女性のエロマンガファンの方の意見とかは、作家さんにとっては結構貴重な意見になったのではないかと(笑)
マンガ家に「イベントとかどうでしょう?」と言って、なかなかOKしてくれる方は
たぶん少ないとは思うけど、こんな感じのフランクなイベントだったら楽しんでもらえるかな〜と、感じたイベントでした。(^_^;
とにかく、参加していただいたゲストの先生、駆けつけてくれた先生、そしてファンのみんなに楽しんでもらえた事が非常に嬉しかったです。是非、またやりたいので、楽しみにしていてください!
最後に「師走の翁」先生「ゴージャス宝田」先生本当にありがとうございました<(_ _)>