<RaTe(らて)先生 インタビュー(その1) Main 「コミックマーケット76」(3日目東N03b「フラクタル次元」)に参加致します>

2009
RaTe(らて)先生 インタビュー(その2)


さて「エロマンガ作家インタビュー企画第2弾(RaTe先生)」の続きです。前回を読んでない方は、まずは(その1)から読んでね!

RaTe(らて)先生 インタビュー(その1)

さて、今回のインタビュー内容は、やはり気になる「創作の秘密」です。何故「汁」なのか「ふたなり」なのか? ファンにとっては気になるお話、そうじゃない方も「エロマンガ」としての興味深いお話が聞けるはずです。

またベテラン作家故の考え、そして新人マンガ家さんにとっても気になる、マンガ家を続ける秘訣なども教えてもらえるぞ!

能書きはいいとして、さっそくインタビューを開始しましょう〜


ゲストプロフィール
RaTe

1993年「コミックドルフィン2月号」(司書房)「Loveis Crash」でデビュー。以来、2009年時点にて単行本18冊を発表するベテランマンガ家。「汁もの」「ふたなりもの」を得意とし、常に新しいフェチを開拓すべく精力的に活動する。
滋賀出身。甘いもの好き。Macユーザー。
【Blog】RaTe(らて)のブログ

■マンガを描くときに大変な部分は?

稀見:もちろん毎回マンガを完成させることは辛いとは思いますが、どのあたりが大変でしょうか?
らて:ネームができない、ペンがのらない、完成させられない(笑)というのが毎回辛いところですね。
稀見:一番時間のかかる部分はどの辺でしょうか?
らて:ネームですね。2週間は余裕でかかりますね。うまくネタをガットつかめると2日ぐらいで描けちゃいますが…
巨乳平面説」はかなり出すのに時間がかかったんですが、出たらすぐに描き上げちゃいましたね。
稀見:ああ〜あの話は、個人的にめちゃくちゃ感動しましたよ(笑)

「巨乳平面説」単行本「日本巨乳党」収録


らて:小さいけど実はおっきい!という発想を思いつけたのはラッキーでした。宇宙とか大好きなんで当時話題になってた冥王星が惑星の定義からはずされるっていうニュースもあってタイミングがよかったです。
なので、ネームがやっぱり辛いですね(^_^;
あと、デッサン力がないので下描きも苦労はします。

■ネタの絞り出し方

稀見:ストーリーを考えるときの方法、もしくはそれをどうやってまとめるかなどを教えていただけますか?
らて:トイレとか、寝る直前とかに浮かぶことが多かったりしますけど、問題はそれをどうやって転がしていくかと言う事ですかね?
将棋で言う初手はいろいろ用意してるんですが、最終的な目的、女の子をイカせるという所にそうやって持って行くか?と言う道筋をどう選択するかですかね。30通りぐらいは考えるんですが…
初手が決まれば分岐するんで一番考えるのがやっぱり序盤ですね。今までに無くて、自分が面白いと思って、エロくて、かつエロの発生が速いものを考えますね。それで無理がないものじゃないといけませんから(^_^;
そうするとストーリーもだんだん絞られてきて、最終的に詰みに持って行ける、と言う感じで将棋みたいにいつも考えていますね
稀見:たくさんルートを用意して、そこから一番いいルートを絞り込んでいくんですね。フローチャートのようですね。
らて:そうですね、基本的に理詰めで考えますね。そのへんは理系っぽくて、文系の人のようにうまくコロコロコロ〜って転がして考えられないですね(^_^;

■性癖の真骨頂

稀見:RaTe先生と言えばこれを聞かないわけには行かないと思いますが、ジャンルとしての性癖の変貌などについてお聞きしたいと思います。RaTe先生は今では「ふたなり作家」という地位が大きいかとは思いますが、もちろんふたなりを目指してエロを描き始めたわけではないと思われますが、そのへんはどうなんでしょうか?
らて:自分で描けるジャンルというものが「レズ」ものだったんです。最初に描いたのがこれですね(^_^; 古いですね〜

「B5同盟」 1990年発行 同人誌


初めて描いたレズマンガ「HAPPY TIMEにおまちかねっ♪」


ま〜男があんまり描けないというのがあったんだとは思いますが…
あと当時読んでいた「微熱狼少女」という小説に影響(「香織と智美」の方)されたんだとは思いますね。

微熱狼少女 著:仁川 高丸


稀見:その同人誌が編集者の目に留まってデビューしたわけですが…
らて:なので、デビューから2作はレズものですね。で、そろそろ男を出してくれ!ということで「Any Questions?」を描いたんです。それがいきなり連載になっちゃってね(^_^;

いきなり連載の「Any Questions?」


稀見:最初から連載って言われて描き始めたんですか?
らて:いや、最初は1本描いて次も描いていいですか?みたいな感じで言ったと思うんですよ。そしたら何も言われなかったんで、そのまま連載にしちゃったんですよ(笑)
稀見:では連載を始めた頃は、長期的な構想があったわけではなかったんですね?
らて:まったくなかったです(笑)
とりあえず2巻ぐらいで終わらせるようにぼーっと考えていたぐらいです。次描くのが精一杯でしたね。さすがにラストシーンは考えてはいたんですが、そこへどう持って行こうかはわからなかったですね。

いいこと」あたりは短編をいろいろ描いていましたが、まだ特徴的なものは出てませんでしたね。でも、何か出したいというのはありましたね〜
稀見:そこで「汁」へと…(笑)
らて:当時実写もののエロ本で「GAL'Sシャワー」(顔射専門誌)(笑)というのがあったんですよ。好きで買っていたんですが、これでかどうかはわからないんですが(^_^; そこから「汁」ものを描くようになりました。

顔射専門雑誌! すばらしいです!


精液ものというのを描くようになって、精液だったら「ちんこ」だろう(笑)と言うことで「タマヒメサマ」を描いたんですが、これはまだふたなりではないんですよね。シーメールですね。

汁マンガの開花!「タマヒメサマ」


稀見:「タメヒメサマ」の彼(小倉晶)は男ですからね。でも、結構衝撃でしたよ〜(^_^; 本当に精液が美味しそうに見えましたから(笑)

形は女の子、でもあそこには巨大な…


本当に美味しそうに「精液」をガブガブ飲むマンガ


らて:当時は「ブルセラショップ」とかが流行っていたので、それをヒントに、精液を売るお店とかを考えたんでしょうね。

いろんな男子の「精液」を売っているお店「はっぴーカムカム」


稀見:では「汁」から「ふたなり」へのシフトは必然的に流れていったという感じですね。
「ふたなり」というジャンルはもちろんRaTe先生が描く以前からあったジャンルではありますが、先生自体はふたなりというジャンルの中で影響受けた作品とはありますか?
らて:TRUMPさんですかね、同人ですが。たぶん一番影響が大きかったと思います。
稀見:そしてようやく「P総研」がでるんですが、個人的にこれははまりました(^_^; 今までのふたなりって、奇形的な扱い、もしくはそういう世界、または魔法とかでの設定はあったんですが、科学的(バイオ学的?)アプローチとしての「ふたなり」というのは初めてだったんじゃないでしょうかね?

「P総研」(TENMAコミックス)


らて:そうですね、まさに「理系的発想」というか、当時はクローンとか、幹細胞研究などのニュースが多かったので、そのへんからヒントを得たんじゃないかと思いますね。一応発生学的にはちゃんと考えていて、クリトリスは亀頭で外陰唇は玉袋でという具合にうまく融合させる感じで(^_^;
玉はありでも無しでも、オプションですね(笑)

科学的根拠があるような?ふたなり設定は珍しい


稀見:そこで1つだけ気になっているのが、おしっこはどっち(男の子側?女の子側?)からでるんでしょうか?(^_^;
らて:そこなんですよね〜難しいのは(笑) そこはファンタジーで、好みの問題なんだとは思いますが、ふたなりっ娘は意識的にどっちからでも出せるというのがいいですね(笑)
稀見:あとこれも気になっていたんですが、世のふたなり作家さんの共通した設定として、まず精液の量が尋常じゃないというのと、必ずと言っていいほどみんな「巨根」というのがありますよね? あれは、どういう意識なんですかね?

ふたなりっ娘はみんな精力絶倫で巨根!


らて:そうですね、まずふたなりっ娘は精液無限大!(笑)ですね。そして、交互にプレイできるので、エンドレスに続けられるという点で話が作りやすいかもしれないですね。あと、何故巨根かというと、男が巨根だと何となく嫉妬してしまうけど、ふたなりっ娘だったら許せるというのはありますね。でもって、そうであってほしいと言う願望でしょうかね(^_^;
稀見:なるほど嫉妬ですか!!確かに、男がやたら巨根ばかり出てくるエロマンガだと、自分と比べてしまうと言うのはあるかもしれませんね、その説は非常に納得です!

この辺あたりで、もうすっかりふたなり作家としての地位を確立されたとは思われますが、最近よく見るストーリーとしては「姉×弟」の近親ものがあると思いますが、こちらのフェチはもともとあったものなんでしょうか?

姉と眼鏡中心の短編集「姉と眼鏡とミルク」


らて:一人っ子だからかもしれないんですが、妹はダメなんですよ(^_^; 甘えられないんです、こっちが。基本は甘えたがりなんだからだとは思いますが、お母さんはダメなんです(笑) 近親ものが多いのは、事務的な考えがあって、やっぱりHする場所とかを考えると、同じ家にいた方が無理がないだろう、とかそういう風に考えちゃいますね。
稀見:最後はこれですね。「乳輪!」 あとがきに描かれていましたが、最近は乳輪の大きい娘が特にお気に入りだとか(^_^;

最近のフェチは「乳輪」の大きさ!


らて:ネット始めた頃だったと思うんですが、偶然もの凄い乳輪をした娘を見つけてしまって、その娘にはまってしまったのが最初だと思いますね。いや〜おっきなおっぱいに、小さな乳輪はダメでしょう(笑)

RaTe先生が衝撃を覚えた、乳輪画像!


稀見:では、小さなおっぱいに、大きな乳輪は?
らて:ぜんぜんOKです(笑) 基本的には巨乳好きだったんですが、最近は乳輪さえ大きければOKみたいになってきましたね。
ロリっ娘描くときでも、乳輪は大きく描いちゃいますね。

「MILK MAID」の1シーン。貧乳でも乳輪はでかい方がいい!


■長く描き続けられる秘訣!

稀見:これは特に、今の新人さんなどが聞きたがっている質問だとは思うんですが、長くこの業界でマンガを描いていく秘訣みたいなものがあれば教えていただけますか?
らて:情熱!というえばカッコイイですが、もうこれしかないという気持ちですね。
あとは、ストーリーを作っていけると言うことですね、絵は誰でも上達するので、話を作っていける作業の方が割合としては大きいとは思います。そのためにはエロ以外の本・小説・映画いっぱい見て読むことが後々効いてきますね。

■ファンへのメッセージ

稀見:最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
らて:えっと、私のマンガを読んで下さってる読者の皆様、いつもありがとうございます。
デビューして17年目ということでベテランと言われるようになってしまいまして若い人の才能や自分の思考が固くなってることに怯えつつ、それでもエロマンガ描いてます。抜けるマンガを描くためにはまだまだ向上できる余地あるとと思いますのでチンコ握りつつ応援してもらえればと思います。あ、もし女性の方でしたら心のチンコを。ふたなりの方でしたらもちろんご自分のチンコを握りつつということで。
ん〜そのためには描くペースもうちょっと上げたいですね。

今のところ桃姫天魔メインであとふたなりアンソロで描いてます。コアマガジンの方でも近々超久しぶりに描く予定です。
それぞれエロの色を変えて描いてますので楽しんでいただければと思います。

稀見:今日は本当にありがとうございました。これからの活躍応援しています!!!
らて:ありがとうございました。

■インタビューを終えて…



インタビュー時間は約4時間。緊張のせいか、後でボイスレコーダーを聞いてみると自分で何を言っているかさっぱりわからないほど、テンパっていました(^_^;
しかも、そう言う緊張しているときに限ってトラブルが…

インタビューの時に使っている「ボイスレコーダー」がインタビューの途中で電池切れ…ガ━(゚Д゚;)━ン!!

しかし、ほとんと終了近くの時間だったので、なんとかメモ帳で切り抜けられました。
ほんと、緊張のせいでいろんな事が中途半端で、先生に迷惑をかけっぱなしでした(^_^;

インタビューを行ったのは、駅近くの「カラオケボックス」。昔の同人から、デビュー作まで持ってきていただき、本当にインタビュアーとしても、ファンとしても至福の一時でした。先生、本当にありがとうございました<(_ _)>

■まだまだあるよ!!

え〜と、毎回のことなんですが、今回収録できなかったお話は、夏コミで販売予定の「エロマンガノゲンバ」の方に完全版として収録致します。ブログでは言えなかったオフレコ話が読みたい方は、是非こちらも期待して下さい〜

■応援メッセージ募集中

ページ一番下のウェブ拍手(eroポイント)から、RaTe先生への応援メッセージを募集中しています。メッセージ送ると直接先生へ届くようになっていますので、是非「熱く濃く美味しそうな(笑)」メッセージをお待ちしています<(_ _)>

■著書紹介(新品)

著者:RaTe
発行日:2009年4月10日
1,050円(税込)

著者:RaTe
発行日:2008年2月29日
940円(税込)

著者:RaTe
発行日:2007年3月
987円(税込)

著者:RaTe
発行日:2003年9月
1,050円(税込)

著者:RaTe
発行日:2001年10月
670円(税込)


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