「エロマンガノゲンバ Vol.1」再販し...
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柚木N’先生 インタビュー

2009
紺野あずれ先生 インタビュー
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紺野あずれ先生と待ち合わせを行ったのは、千葉県JR松戸駅。仕事場に近い適当な大きな街、ということで松戸になった。
どうでもいいが、松戸は私、稀見理都の母校の高校がある街で非常になじみのある街ではあるが、卒業したのは遙か遠い昔、まだバンダイミュージアムができる前。駅前はすっかり様変わりしていて、ずいぶんとにぎやかになった感じがした。

今回も、そんな松戸のカラオケBOXにて、インタビューさせていただいた。そして、昼のカラオケBOXで男2人が「アナル!アナル!」と叫ぶ羽目に!(笑)

JR松戸駅前 我が母校が近いぞ!


ゲストプロフィール
紺野あずれ

FOX出版「フォックスリミテッドアンソロジー06ブルマ運動会!」「私立紺青学園」でデビュー(2001年)。その後、独特の「普通じゃない!」フェチで新しいエロの世界を開眼させていく。
現在「こえでおしごと!」を絶賛連載中!
長所は、何をいわれてもへこまない性格。

■いきなりマンガを描いてください!と言われて…

稀見:デビューの経緯などを教えていただけますか?
FOX出版の「フォックスリミテッドアンソロジー06 ブルマ運動会!」になりますよね?
紺野:そうですね。

フォックスリミテッドアンソロジー06 ブルマ運動会!(FOX出版)


稀見:これは、いきなりマンガを描いて下さいって言われたんですか?
紺野:はい。
稀見:それまでに、HPなどにマンガとか載せていたんですか?
イラストは置いてあったとは思うんですが?
紺野:いや~ないですね。だって、いままでマンガ描いた事って、同人誌にしょっぱい8Pのマンガを描いたぐらいですから。
稀見:それでいきなりオファーですか?以前のインタビューでもありましたが、オファーしようとしている人のマンガを見ないでイラストだけで最近はオファーしてもらえるもんなんですね~。
紺野:そのへんを担当さんに聞いたことがあるんですが、エロマンガの場合はマンガ描けるかどうかよりとにかく、まずかわいい女の子を描けるかどうかというところに重点を置いてるみたいですね。
稀見:そういう意味では、最近はpixivが新人発掘の場になっているみたいですね。
紺野:そうみたいですね。
稀見:話は戻りますが、ブルマのアンソロを出すために、ブルマの絵を描いている人を探していて紺野先生にたどり着いたという事ですね!
紺野:当時僕はHPでブルマの絵ばかり描いてましたからね~(^_^;
稀見:そのブルマの絵だけでマンガを描いて下さい!と、オファーされたときはどう思われました?
紺野:無茶言うなよって思いました(^_^; 何考えてるんだろうって!
2001年にその話(オファー)がきたんですが、まだ絵を描き始めて2年ぐらいしか経ってなかったんですよ。それでいきなりマンガかよって(^_^;
しかも20P描いてくれって言われて…。 無茶言うな~って(笑)

結局受けたんですが(^_^;
稀見:で、それがこれ(下)になる訳ですか?

非日常的クラスメイトの「私立紺青学園」は実はリメイクだった


紺野:これなんですが、実はこれはあとでリメイクしたものです。ブルマアンソロで描いた話をリメイクして同人誌で出しましょう!という話があったんですよ、FOX出版から。単行本に載せる予定はなかったんですが、原稿が足りないので入れましょう(笑)って事になったんです。
稀見:ああ~じゃ、これ(非日常的クラスメイト)に載っているのは、アンソロに載っている作品じゃなくて、リメイクなんですね~(^_^;
紺野:そうなんですよ。ホントは今日そのリメイク前のやつを持ってこようかと思ったんですが、あまりにもしょっぱすぎて…(^_^; これは晒せない…(笑)
稀見:アンソロも揃えようと探したんですが、どこにもなくて…(^_^;
紺野:ない方がいいです!そのまま消えて欲しいです…。僕も持ってたはずなんですがどっかいっちゃって…。データ(デジタル)は残ってるんで見たんですが、これはとても見せられないって(笑) 酷すぎる!!
稀見:てっきり単行本に載ってるからいいや~と思ってたんですが、実は違うものなんですね。ある意味、アンソロを持っている人にはお宝かも(笑)
紺野:やめた方がいいです、ほんと酷いですから~(^_^; 同人誌以下ですから~。
稀見:じゃ、それが初めて描き下ろした商業誌のマンガで、しかもエロと…。
紺野:そうですね~ 無茶でしたね~ 若いって怖いですね~(^_^;
稀見:デビュー前の同人歴は?
紺野:デビュー前は、友人と2人サークル組んで作った同人誌を1冊出しただけでしたね。そこに8Pのマンガを描いて、友人はもっと描いてましたが…。
稀見:それで、いきなりオファーで20P! 確かにそれは無茶ですね(笑)
紺野:もう、どうやって描けばいいんだ~。 コマはどうやって割るんだ~って…。

僕の周りにマンガ描く人がほとんどいなかったので、自分で何とかしました。エロマンガ読んでこんな感じかな~って(^_^;



■調理師になろうと思っていた!

稀見:それでちゃんと描けてしまうのって、それはそれで才能があったんだと思いますよ。
では、高校あたりからのデビューまでの道程を教えていただけますか?
紺野:実家は滋賀なんですが、高校を卒業してから京都の調理師専門学校へ1年間行きました。
稀見:調理師!! そ、それは元々興味があった分野ということですか? それとも職として?
紺野:職です。生きていくためにです!! そこを卒業後、2年ほど調理師として働いていましたね。料理旅館でした。学歴がない以上なんか手に職を付けないと生きていけないからということで。大学はそんなに興味がなったですね、勉強も嫌いでしたからね(^_^;

調理師だったら食うことには困らない、食えれば死ぬことはないだろうって…。
稀見:でも、その旅館をやめる訳ですが、それはどうしてですか?
紺野:調理師があまりにもきつかったんですね… 精神的に…。
肉体的にはどうってことなかったんですが、上の人がアホで…。
稀見:(笑) じゃ、仕事としては満足だったけど、仕事の場が精神的にきつかったと…。
紺野:いや~きつかったですね~。昨日と言ってることちゃうやんけ~って(^_^;
それで自分が謝らなくてはいけなくて、そういう理不尽なことで怒られるのが凄くいやだったんですよ。2年間我慢したんですが、限界でした…。

それで、そこをやめて実家の近くのローソンでバイトをしてました。フリーターですね。この頃からパソコンで絵を描き始めました。初めてコミケに行ったのもこの頃です。
そして、今度は静岡に移りまして、派遣で医療機器を作ってましたね~。
稀見:医療機器!?
紺野:医療系の会社で輸血用の血液バッグを作ってました。工場ですね。
稀見:それも、特に目的がある訳でなく…?
紺野:そうですね、働ければなんでもよかったです。でも、できれば東京の近くがいいかなと思って!
いや~この頃はもうコミケに行ってましたから、近い方がいいかと思って(笑)
稀見:ハハハ~なるほど、静岡(正確には富士宮)なら朝一で、コミケ間に合いますからね(笑)
でも、この頃はもうマンガも描いていらっしゃいますね?
紺野:そうですね、ローソンでバイトしてるときにブルマアンソロジーでデビューはしてますね。
稀見:ということは、兼業マンガ家としてやっていた訳ですね。
紺野:まだ専業としてマンガを描けるなんて全然思ってませんでしたから。というか、専業としてマンガ描きたいと思ったことは一度もないですね、そんなこと想像すらできない段階です。
稀見:2004年からまた実家に戻っているようですが、このころはもう専業マンガ家として活躍という事になりますね。で、軌道に乗ってきて今年(2009年)から関東の方に引っ越してきたと…?
紺野:軌道に乗ったからというか、一般誌の連載(こえでおしごと!)が始まったので、というのが理由ですね。

初の一般誌での作品「こえでおしごと!」


一般誌の打ち合わせは、担当さんと議論しながらやるので、時間がかかるんです。でもエロマンガの打ち合わせって、電話で1分ぐらいで終わるんですよ…。
稀見:(;゚∀゚)=3 そんなもんなんですか? 
その頃は、もうコア(コアマガジン)ですよね?
紺野:ま~担当が緩かったのかもしれないんですが、僕は自由でしたね。
「次はスクール水着で行きます!」って言ったら「わかりました!」で終了です(笑)
というか、依頼してくれた編集さんが、一番最初に僕に要求したことが「制服と水着とブルマだけ描いてくれればこっちは文句ないです!!」って言われたので(^_^;
稀見:じゃ、オファーした時点で、紺野先生の作品ラインを信用して下さっていたんですね。
紺野:「キャラ表とか出さなくてもいいんですか?」って聞いたら「いいです」って(笑)もちろんネームは出すんですが、それ以外は自由でしたね。ページ数も18P以上なら自由ですって言われましたね。
ただ、一般誌の方は打ち合わせを綿密に行わないといけないので、会って打ち合わせした方がいいということで、関東の方に…。
稀見:ようやく関東進出ですね!


■ブルマは主役になれない!!

紺野:最初の単行本(非日常的クラスメイト)が出たのが、2005年ですね。これは描き下ろしもありますが、全部「ヒメクリ」からですね。
稀見:でも、マンガを見ると、ブルマでオファーされたのに、ブルママンガはほとんど描いてませんよね?
紺野:ブルマってですね~、マンガにすると情報量が少ないんですよ。やりにくいんですよ(^_^;
ブルマをいっぱい描いて思い知ったのは、ブルマはやっぱり「サブ」の位置にあるべきものであって「主役」には持って行くのは厳しいな~という感じですね。
稀見:確かにエロマンガになっちゃうと、結局ブルマは脱がしちゃいますからね~(^_^;

ブルマを全面的に?「非日常的クラスメイト」


ブルマは縁の下の力持ち?


紺野:実は、僕は脱がしてないんですけどね(^_^; でも、ブルマばっかり描いていたのは、割と戦略的な意味もあったんです!
稀見:そ、それは!?
紺野:絵が下手なんで(笑)何かに絞った方がいいと思ったんです! 画力じゃかなわないと思ったので、何か個性を付けようと思ったんです。で、学生が好きなので、ブルマとかスクール水着とかでいこうと!!
稀見:では最初のオファーがあって、いきなりマンガを描いて、その後またオファーがあったんですね?
紺野:2年後に、ですけど(^_^;
稀見:2年後?? 最初に描いたすぐ後に、じゃ次もお願いします~みたいな話はなかったんですか?
紺野:いや、あったんですが断りました。描いてみて、あまりにもダメだったんで、このレベルで商業誌は無理だろうと…(^_^;
ある程度上手くなるまでマンガの仕事はしない!と決めました。それで同人誌を描きつつ訓練を…。
稀見:それは、すばらしいですね。客観的に自分を見れて、ちゃんと努力していたんですね!!
紺野:それで、2年後にオファーが…。ヒメクリですが。

ヒメクリは隔月でしたね。一応連載でした。ただ、若干縛りはありました。「アナルのみの話はやめてくれ」って!(笑)


■実はマンガ描くこと自体はそんなに好きじゃないんですよ

稀見:コアからのオファーがあったのは2003年の終わり頃ですか?
紺野:そうですね。この頃はまだ静岡にいたんですが、コアさん(メガストア)からオファーがあったので、専業マンガ家になろうと決心したんです。
コアっていったら、もう最大手じゃないですか!「最大手から依頼が来たんであれば、他所でもそれなりに仕事もらえるんじゃないの?」って思って、「じゃあ専業でやってみるか」って感じで楽観的に(笑)
稀見:コアさん以外からはオファーはなかったんですか?
紺野:メガストアで描かせていただくようになってから、徐々にもらえるようになりました。
稀見:まだいろいろな雑誌をこなせるほど実力がないと思ってコアに絞ったんですか?
紺野:ぶっちゃけていうと、実はマンガ描くこと自体はそんなに好きじゃないんですよ。しんどいですし大変ですから。だからなるべく減らしたいという気持ちは正直あります。ただ僕がマンガを描く理由は、読者さんが僕のマンガを見て喜んでくれる、それが嬉しいからです。描くのはしんどいけど描かなきゃ喜んでもらえない。その二つの感情がせめぎあって間を取ったのがマンガは月一本はがんばろうと。そんな感じですねー。
稀見:最初の単行本「非日常的クラスメイト」の中の話を描いていた頃は、どういう感じで描かれていましたか?
紺野:「赤面症治療中!」は描いてる途中に、掲載誌の「ヒメクリ」の休刊が決まって、単行本では3話ですが、ホンマは4話だったんです。でも急に休刊が決まったので、無理矢理3話に縮めましたね。正直、この本は全体的に、自分で何描いていいのかわからん状態で描いてましたね~、探り探りでした。まだ、自分で何が描きたいのかわかってなかったですね。
稀見:そうですね、どの作家さんも最初は自分に何に向いているか、何を描きたいのか?と言う部分は、みんな探り探り描くことが多いですよね。
でも、一応基本は、ブルマ、スクール水着という学生ものというカラーでは描いていますよね。
紺野:そうですね、僕は学生もの以外は描いたこと無いですから。いや~なんか、社会人でエロい話を描いてもつまらないんですよ! 社会人でエロって「普通」じゃないですか? 「普通」はつまらない!
稀見:なるほど「普通」がつまらない!すばらしい言葉です!
次の単行本の「思春期クレイジーズ」もそうですが、「普通」じゃない環境を作って、逆にそこに「普通」の感性の子を置き去りにして、エロを引き立たせるという手法ですよね。エロを作る上でのそういう工夫は意識されていたんですね~。
紺野:ちょっと変な話が描きたいんですよね(^_^;
稀見:次の単行本「思春期クレイジーズ」は、話的には「アナル」を全面に押した話になって、ファンには紺野先生は「アナル作家」とまで言われている訳ですが(笑)

これで、アナル作家の仲間入りを果たした?「思春期クレイジーズ」


私はアナルというよりは、極めてノーマルな主人公の周りに、かなりアブノーマルな友達を置くことによる「ギャップ」がエロさをより引き立てているんじゃないかと、常々思っていたんですよ~。
紺野:ああ~それは、ありがとうございます。
稀見:それは、結局「こえでおしごと!」でも同じなので、そういう意味では、結構一貫したテーマをもたれているんだな~と(^_^;

「思春期クレイジーズ」もアナルだからエロいのではなく、「アナルが普通じゃないから」エロいんだと思います。

「アナルセックスは近親相姦にならない」という名言を残した!


紺野:そうですね、どっちかというとそういう気持ちで描いている感じですね。
稀見:でも結局「思春期クレイジーズ」はほとんど「アナルマンガ」ですよね? 最近はアナル需要も結構高くなってきている気はしますが、この単行本でこのアナル濃度は凄いとは思いますよ(^_^;
紺野:そうですね、10本中8本がアナルものですね(笑)
それ、もうちょっとで全部アナルになるところだったんですよ(^_^;
さすがに、これはまずいと思って…。
稀見:それは、担当さんの指示で?
紺野:いや、担当は全部アナルでもOKだったんですが、自分ではさすがにまずいやろ~ということで。
最近は、初対面の人にも「アナルの人ですよね?」って言われますから(笑)


■エロに興味があったら恥ずかしがらないじゃないですか!!

稀見:で、「こえでおしごと!」の話に移りたいと思いますが、私はこのマンガを読んだときに「これは凄い!」と思ったんですよ。
紺野:あ~どうもありがとうございます。
稀見:掲載誌がエロと一般誌という差はありますが、基本的な部分では、テーマは今までのものと一緒だと思うんですよ。さっきも言いましたが、主人公以外がアブノーマルで、結果的に辱められる主人公がいるという。とにかく、恥ずかしがる女の子に萌えるんですよね(笑)
個人的には、一般誌ですが「成人マーク」が入ってもいいと思ってたんですよ(^_^;
紺野:いやいや~ 全然一般ですよ~(笑)
稀見:仮に「恥・マーク」があったら、絶対付けてますね(笑)そのぐらい、エロいんです!
あ、すいません、いきなり飛ばしてますね。

まずは、この連載が決まった経緯を教えていただけますか?
紺野:最初、某出版社から一般誌での連載のオファーがあったんです。でも、その頃一般ではなにも描きたいものが無かったんですね~。エロマンガを描くのは大好きだったんですが、エロが描けない一般誌で描く意味がわかんないってことで、1年ぐらい放置してたんですよ(笑)
稀見:オファーって放置できるもんなんですか?
紺野:いや、もちろん返事はしました。「特に描きたいものが無いんで…描きたいものが思いつくまで待ってください」って正直に返事しました(^_^; 

で、ある日ふと、単行本の後書きに描いていますが、エロゲーの声優さんをやっていらっしゃる方の曲(MOSAIC.WAVのGAMER'S ACTRESS)を聴いた時に、あああ~これ行けるんじゃないかな~と思って、女子高生にエロゲーの声優をやらせる話を考えて、その某出版社の編集さんに相談してみたんですよ。その編集さんはOKだったんですが、編集長から「少年誌なので、エロゲーという単語がでるのはまずいんですよね」って言われて…(笑)

「Magical Hacker☆くるくるリスク」 2曲目:GAMER’S ACTRESS


稀見:そうですね~エロゲーは一応18歳未満はやっちゃいけない事になってますからね(笑)一応…
紺野:一応…(笑)
なので、他の話を考えて下さいって言われてどうしようかと思ってるときに、ワニブックスのコミックガムから全く別にオファーが来たので、エロゲーの話を振ったら、えらく食いつきがよくて、やりましょうやりましょう!となって(^_^;
稀見:でもって、コミックガムの場合はその辺は問題ないと…。
紺野:問題ないですね。一応「少年誌」というカテゴリーには入っているらしんですが…(^_^;
稀見:その辺の基準ってほんとよくわからないですね~(^_^;

「こえでおしごと!」のストーリーを考える上で、まず最初のどのような設定考えたんでしょうか?
紺野:主人公はすぐ決まりましたね~。性知識の薄い、でも興味はある未経験の女子高生と…。

で、お姉ちゃんは冷静で無茶な要求をあっさり「やれ!」と言うようなキャラがいいと決まったんですが、一番困ったのが、女子高生がエロゲーの声優をしなくてはいけないわけですが、主人公に「エロゲー声優やります!」と決意させるにはどうしたらいいのかと…。普通やらないじゃないですか?(^_^;

無茶な要求を簡単に言うお姉ちゃん


稀見:もともとエロゲーが好きならやるかもしれませんが、そういうことに興味はあっても、恥ずかしいという気持ちが前に出る子にどうやってやらせるかという、動機付けですよね!
紺野:そうなんですよ!興味があってやるんだったら、恥ずかしがらないじゃないですか!!
だって、エロゲーに普通に興味のある女子高生って嫌ですもん(^_^;
全然萌えませんし(笑)

それで学費の事とか、家庭環境を固めていって、声優をやってみようという動機を作った訳です。
稀見:そうやってプロットをいろいろ固めていったということですが、実際に取材をなさったとお聞きしましたが…。
紺野:まず、どこに取材に行ったらいいんだ?と言うところですよね。スタジオとか特にコネもないし…。

でも、一応知り合いにエロゲー会社やっている人がいたので、その人に「台本ってどうなってるの?」とか「声優さんにどうやって依頼するの?」とか「いくらかかるの?」とか…ってその辺はまだ描いてないですが(^_^;
稀見:と言うことは、でる可能性も?
紺野:でる可能性はあります(^_^;

で、第1話を描き終わった時点ではまだ取材には行ってないんですよ。第2話を描く前に取材に行ったんです。さすがにスタジオの中がわからないとどうしようもないって事で。それでMOSAIC.WAVさんのHPみたらスタジオの写真があったので、じゃ行こうってなったんです。
稀見:この辺のことも2巻の後書きに描いてありますね。でも、実際にそういう場所を取材できる事ってなかなかないので、嬉しいですよね~。
紺野:いや~ほんとありがたいことです。
稀見:そこでは実際に音録りは見学できたんですか?
紺野:いや、してません。実際に見たのは今年に入ってからですね、第8話を描いているときですね。後書きにも描いてますが、録音は座って録るんでびっくりしましたね!マジで!?と思って…(^_^; しかも、第1話に立っているシーンを描いてしまったあとですからね~(^_^;

エロゲー声優は立って録らない?



■続きは同人誌で!!(宣伝)

今回記事にした部分は、これでも半分もありません。今回収録できなかったフルバージョンは冬コミで発売する「エロマンガノゲンバ Vol.2」に収録されています。

「エロマンガノゲンバ Vol.2」


「紺野あずれインタビュー!」表紙


今回紹介しきれなかった、紺野先生の創作の原点、影響を受けた作品など、さらに面白い話題が満載です!

このシーンにはこういう意味があった!!


あと、恒例のレポートマンガ! 紺野先生自身に、同人誌のためにわざわざ描き下ろしていただきました( ^_^)/
(いや、かなり面白い話でしたよ!!)

マンガの後書きと一緒で、面白い!


あと、なんと紺野先生がマンガ家になる前に偶然出会った「てりてりお先生」との秘話、そしててりてりお先生による、その顛末記!も収録。


■掲載誌のお知らせ

表紙をクリックしますと、内容が表示されますよ!

エロマンガノゲンバ Vol.1
2009年8月発行 140P 1,000円 (画像をクリックすると詳細が見れるよ!)
インタビュー特集!
  • ゴージャス宝田
  • RaTe
  • みたくるみ
  • URAN
その他の現場!
  • マンガ制作の現場(みたくるみ、URAN)
  • 表現の現場(規制問題)
  • 販売の現場(漫画王倶楽部)
現在絶版中です。今のところ再版の予定はありません。

エロマンガノゲンバ Vol.2
2009年12月発行 140P 1,000円 (画像をクリックすると詳細が見れるよ!)
インタビュー特集!
  • 月野定規
  • 紺野あずれ
  • 柚木N’
その他の現場!
  • 図書館の現場(国会図書館、米沢嘉博記念図書館)
  • イベントの現場(三峯徹、貧困問題)
  • 座談会(米倉けんご大好き女子座談会)
「COMIC ZIN」さん「とらのあな」さんで委託販売中です。
COMIC ZIN とらのあな
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■著書紹介(新品)

著者:紺野あずれ
発行日:2008年1月
609円(税込)


著者:紺野あずれ
発行日:2009年6月
609円(税込)


著者:紺野あずれ
発行日:2009年12月
609円(税込)


著者:紺野あずれ
発行日:2007年2月
1,050円(税込)



【インタビュー関連リンク】
 
179 ero

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